先日、石の下から見つけたカドフシアリの女王。(少し足が曲がってますね。)
小さいアリですが、見た目の綺麗さから界隈では意外と人気です。
去年飛行したものがそのまま越冬したんですかね〜。
とりあえず、どうすればいいんでしょうw
これまた単独女王からの飼育例が全く出てきません。
とはいえ土中性なので湿度の高い石膏巣にぶち込みます。
そして調べたところ、餌は野生下でササラダニ類をメインにミミズや甲虫の幼虫、トビムシを食べるようです。トビムシは用意できますが、ダニとなると少しめんどくさいですね・・・。
レッドローチでいけるでしょうか?
あとワーカーが生まれるまで何も食べなくていいタイプですかね?
ちょっとわからないので、とりあえずトビムシとレッドローチをおいて置きます。
するとすぐに・・・
おぉ!食べてる!!
よっぽどお腹が空いてたんでしょうか?ガツガツ食べています。
産卵するまで餌が必要かそうでないかは分かりませんが、とりあえず肉餌を与えておくのが良さそうですね。
トビムシは微妙な反応でしたw
この調子ならダニを確保する必要もなさそうですね〜。一安心。
しばらくは餌がなくなるor腐ったら適宜交換していく方針でいきましょう。
この機会にカドフシアリについて調べておいたことも軽くまとめておきますかね。
カドフシアリは結構特殊な生態をしています。
女王が一般的なアリのように元々翅を持って生まれてくるタイプと職蟻型と呼ばれる働きアリに似た姿の女王アリがいるようです。今回見つけたのは通常の女王でした。職蟻型は生息する場所が限られているようなので見つけるのは難しいかもしれませんね。
前者は通常?どおり結婚飛行で新巣を創設するのに対し、後者は翅を持たないので土中で待機してオスと交尾後、数匹の働きアリを引き連れて新コロニーを形成します。いわゆる分巣ですね。このタイプはなんらかの原因で環境が悪くなると発生すると言われています。
職蟻型女王はワーカーよりもひとまわり大きいので容易に区別できそうです。
そして一部の地域では単為生殖で増えることも確認されています。
う〜ん、このなんでもアリ感。けっこう無茶苦茶ですねw
全てのパターンを見てみたいところですw
そして先ほど職蟻型は場所が限られていると書きましたが、神奈川県で確認されているようなので次の目標はそれですね。
参考
- 玉川大学ホームページ
- アリの世界
- 日本産アリ類図鑑
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